関西大学 大阪都市遺産研究センター 所蔵
芝居番付データベース


 芝居番付とは、歌舞伎・人形浄瑠璃などの興行を宣伝・案内するために作られた印刷物です。
今日の映画館や劇場のポスターやチラシ、プログラムといえるでしょう。
芝居番付は、大きく分けて、芝居の新年度にあたる11月に
新しい一座のメンバー(座組)を紹介するために発行される「顔見世番付」、
興行初日前に、宣伝用に街角など人びとが多く集まる場所に貼り出されたり、
贔屓先に配られたりする、今日のポスターにあたる「辻番付」、
各興行での配役を示した「役割番付」、興行が始まり各幕の主要場面を絵で表した、
今日のプログラムにあたる「絵本番付」とに分類されます。

 関西大学大阪都市遺産研究センターでは、平成24年(2012)に
「大阪の劇場大工 中村儀右衛門資料」を入手したことをきっかけに、芝居番付の収集を進めてきました。
本データベースは、明治から大正にかけての芝居番付177点の画像を掲載し、
それぞれの書誌データなどの項目を付して公開するものです。
芝居番付は、興行の年月順に掲載することを原則としています。
掲載する芝居番付の書誌データは、今後の調査研究によって順次、更新する予定です。

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本データベースは、第43回(平成26年度)三菱財団人文科学助成の研究成果の一環です。